「プロボクシングの階級っていくつあるの?」
ボクシングって、階級の数が多いですよね~
私も今でこそ、半年に一度はボクシングの試合を
見に行っちゃうくらいのファンですが、最初は、
バンタム級が軽いんだか重いんだか、さっぱりでした(^_^;
また、階級の分け方である、重さの単位もポンドを
使っていて、日本人には馴染みがないですよね。
そこで、ボクシングが大好きな初心者の方向けに、
ボクシングの階級とその意味を、軽量級から順に、ご紹介します!
ボクシングの階級と意味!軽量級編
軽量級は全部で、6個あります。
名称 | 重さ | 説明 | 日本人世界王者 | 代表的な選手 |
---|---|---|---|---|
【ミニマム級】 | 105ポンドより下(47.627kg以下) | 最軽量級。文字通り、もっとも小さい規格の階級です。 | 井岡一翔 | リカルド・ロペス(メキシコ) ※「はじめの一歩」に登場するリカルド・マルチネスのモデルとなったメキシコの英雄です。 |
【ライトフライ級】 | 105~108ポンド(47.627kg~48.988kg) | 2番目に軽い階級です。野球のライトフライとはもちろん違いますよ(笑) | 具志堅用高 | 具志堅用高(日本)※世界王座13度防衛。テレビでの姿とは裏腹に、当時はめちゃくちゃ強かったんです! |
【フライ級】 | 108~112ポンド(48.988kg~50.802kg) | 3番目に軽い階級です。フライとはハエを意味しています。 | 内藤大助 | ポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)※プロ通産97試合の鉄人 |
【スーパーフライ級】 | 112~115ポンド(50.802kg~52.163kg) | 4番目に軽い階級です。スーパー○○という階級は、すべて○○よりひとつ上の階級という形で用いられています。 | 渡辺二郎 | カオサイ・ギャラクシー(タイ)※世界初の双子世界王者 |
【バンタム級】 | 115~118ポンド(52.163kg~53.524kg) | 5番目に軽い階級です。バンタムとはチャボ(鶏)のことで、どう考えても次のフェザー(羽)級より重そうな気がするのですが・・・ | 辰吉丈一郎、薬師寺保栄 | オルランド・カニザレス(アメリカ)※同級16度連続防衛 |
【スーパーバンタム級】 | 118~122ポンド(53.524kg~55.338kg) | 6番目に軽い階級です。一般的に軽量級と言うときは、このスーパーバンタム級までを指します。 | 西岡利晃 | マニーパッキャオ(フィリピン)※8階級制覇の偉人。後述のメイウェザーとのファイトマネーは、一試合で100億円以上とも言われています\(◎o◎)/!! |
軽量級の一覧でした!
「はじめの一歩」っていう、ボクシング漫画があります。
破壊力抜群のパンチを持った、フェザー級の男の子
(幕ノ内一歩)が、主人公です。
元はいじめられっ子だったのですが、強敵を倒しつつ、
一歩一歩着実に強くなっていく漫画です。
100巻以上で、2015年現在まだ連載中ですが、
愛読しているのですが、かなり面白いので、
もし読まれてなかったら、是非!
つい、シャドーがしたくなりますよ(#^.^#)
続いて、中量級、いってみましょう!
ボクシングの階級と意味!中量級編
中量級は全部で、8個あります。
名称 | 重さ | 説明 | 日本人世界王者 | 代表的な選手 |
---|---|---|---|---|
【フェザー級】 | 122~126ポンド(55.338kg~57.153kg) | 下から7番目の階級で、羽のように軽いことからこの名前になりました。 | 長谷川穂積 | エウセビオ・ペドロサ(パナマ)※同級19度の最多防衛記録を保持 |
【スーパーフェザー級】 | 126~130ポンド(57.153kg~58.967kg) | 真ん中付近の階級です。 | 畑山隆則 | オスカー・デ・ラ・ホーヤ(アメリカ)※世界初の6階級制覇を達成。歌手としてもなぜかグラミー賞を受賞しています(゚д゚)! |
【ライト級】 | 130~135ポンド(58.967kg~61.235kg) | 全階級の真ん中に位置する階級ですが、ライトとは軽いことを意味していますので、世界的には軽い階級として扱われています。 | ガッツ石松 | ロベルト・デュラン(パナマ)※全階級最強との呼び声も高い伝説的チャンピオン。なんと50歳になるまで現役で闘っていました! |
【スーパーライト級】 | 135~140ポンド(61.235kg~63.503kg) | 上から8番目に重い階級です。中量級と言う場合はスーパーライト級も含まれることが多いです。 | 浜田剛史 | エディ・パーキンス(アメリカ)※世界23カ国45都市で試合をし、「リングの親善大使」の異名を持つ異色の王者。 |
【ウェルター級】 | 140~147ポンド(63.503kg~66.678kg) | 上から7番目の階級です。ウェルターとは波やうねりを意味しています。 | なし | フロイド・メイウェザー・ジュニア(アメリカ)※47戦47勝。無敗のまま5階級制覇を成し遂げたアメリカを代表するボクサー。 |
【スーパーウェルター級】 | 147~154ポンド(66.678kg~69.853kg) | 上から6番目の階級です。 | 和島功一 | ジャンフランコ・ロッシ(イタリア)※ボクシング界では珍しいイタリア人チャンピオン。通産11度の防衛記録を持っています。 |
【ミドル級】 | 154~160ポンド(69.853kg~72.575kg) | 上から5番目の階級です。中量級という言葉を使う際にもっともイメージされる階級がミドル級です。 | 竹原慎二 | バーナード・ホプキンズ(アメリカ)※46歳4ヶ月で最年長世界王者記録を持つ選手。なんとびっくり、ニックネームは「死刑執行人」だそうです。 こわ~(((( ;゚Д゚))) |
【スーパーミドル級】 | 160~168ポンド(72.575kg~76.204kg) | 4番目に重い階級です。スーパーミドル級以上の階級では日本人の世界王者は輩出されていません。 | なし | シュガー・レイ・レナード(アメリカ)※「黄金のミドル(中量級)」を支えたスピードスター。ラッシュ時のパンチはTVカメラでさえ捉えきれませんでした。 |
中量級の一覧でした!
かなり細かく分かれていますね。
スーパーミドル級以上の階級では、2015年現在、
日本人の世界王者は輩出されていません。
お次は、最後の重量級です。
ボクシングの階級と意味!重量級編
重量級は全部で、3個あります。
名称 | 重さ | 説明 | 日本人世界王者 | 代表的な選手 |
---|---|---|---|---|
【ライトヘビー級】 | 168~175ポンド(76.204kg~79.379kg) | 3番目に重い階級です。直訳するとヘビー(重い)の軽いとなってしまいますが、ここからが重量級の扱いとなります。 | なし | モハメド・アリ(アメリカ)※史上最速と呼ばれる選手。人種差別に憤慨し、金メダルを川に捨てたというエピソードが有名ですが、あれはフィクションです。 |
【クルーザー級】 | 175~200ポンド(79.379kg~90.719kg) | 2番目に重い階級ですが、日本ではあまり馴染みがないかもしれません。クルーザーとは船を意味しています。 う~ん、重そう(^_^; | なし | ジョニー・ネルソン(イギリス)※巧みな試合運びから「エンターテイナー」の愛称で呼ばれていました。 |
【ヘビー級】 | 201ポンド以上(90.72kg以上) | 最重量級。世界的にもっとも人気のある階級です。 | なし | マイク・タイソン(アメリカ)※もっとも過酷な階級であるヘビー級において、「史上最強の男」と称されるほど強い選手でした。引退後もなにかと世間を騒がせており、常に注目を浴び続けています。 |
以上のように、プロボクシングは、17階級に細分化されていますが、
よく見ると、日本人世界王者の大半は、スーパーバンタム級までの
軽量級が締めています。
日本人の身長も伸びてきてはいますが、
まだまだ外国人選手には届かないようです。
編集後記
ボクシングの階級と、その意味のご紹介でした!
近年は、日本人世界チャンピオンが多く輩出されていますので、
ミドル級やウェルター級でも、活躍する姿が見られると嬉しいですね。
なかでも、ロンドンオリンピックで金メダルを受賞した、
ミドル級の村田諒太選手は注目ですよ!
竹原慎二以来となる、日本人2人目の世界ミドル級王者を目指して、
是非とも頑張っていただきたいです(#^.^#)