君の名は。もう観られました?
良かったですよね~!私はハマってしまい、2回映画館に行きました!2回行きたくなるなんて初めてです。
新海誠監督、大ブレイクです。2016年10月現在で、「君の名は。」興行収入は164億円で邦画歴代5位!映画全体9位!歴史に残る名作アニメとなりました。まだまだ公開中なので、さらに伸びるかもしれませんね( ´∀`)b
そこで今回は、きっと他の新海作品も面白いんじゃない!?と思われた方にぜひに観てほしい、新海誠作品のおすすめ映画をご紹介したいと思います(*´▽`*)
ネタバレなしでいきますので、安心してご覧くださいませ~
新海誠映画を時系列でチェック♪
今までの新海誠作品を時系列でざっと見てみましょう。
- 遠い世界 OTHER WORLDS
1999年の自主製作映画です。短いながらも、観ればなぜか心が魅かれてしまう、あの独特の世界観、音と共に流れる映像など、新海誠監督の持つ表現力にノックアウトされてしまいます♪ - 彼女と彼女の猫
2000年のアニメで、新海監督が声も担当されています。彼女と飼い猫のポツポツと来る物語の深さや、寂し気で儚くも、観終わればすごく綺麗な作品だったと思える名作です。こちらはリメイクされているので、DVDやBDでも観ることができます♪
- ほしのこえ(後述)
発表された時は、一躍にしてサブカルチャー界で有名人になり、ファンとして、すごくうれしかったです(*´▽`*)
ややアニメ顔ですが、キレイな映像は新海作品の原点のように思えます。SF作品です。 - 雲のむこう、約束の場所(後述)
前作よりも表現力に、より磨きのかかった内容になり、スケールも壮大な世界観の内容で、季節感のある映像描写が最高の仕上がりになっています。SF作品です。 - 秒速5センチメートル(後述)
切なくて泣ける映画でした(≧_≦)
一人の少年と一人の少女を通して描かれる成長の恋愛模様。いつも一緒にいたはずの彼と彼女は親の転勤で離れ離れ。お互いを想いつつ孤独の中で成長していく、ただ切ない恋の物語が、一瞬の時間の大切さを教えてくれる内容になっています。 - 星を追う子ども(後述)
新海誠監督の恋愛要素を詰め込んだ冒険活劇です^^自然の映像美が、あの宮崎駿監督よりもすごいと思える内容に仕上がり、純真なヒロインが淡く抱いてしまった少年への想いに区切りをつける為に冒険する、その内容がハラハラ・ドキドキする内容になっています。
- 言の葉の庭(後述)
雨の似合うアニメーション映画を挙げたら、まずこの作品!と思えるほどに、振り落ちる雨が美しいと、心の底から思える作品。
それまでになかった新海誠監督作品の中で、初めて大人の女性と、そんな彼女に魅かれる思春期の少年を題材にした映画です。 - 君の名は。(後述)
新海誠が大ブレイクした出世作。東京に住む男子高校生と山深い田舎に住む女子高生が、定期的に心とカラダが入れ替わる物語。最初はほのぼのした感じですが、その入れ替わりにはとても大きな意味があって・・・
などなど、感動と涙無くしては観られない名作が盛りだくさんです♪
それでは、DVDで観られるオススメ映画をご紹介していきますね。
代表的な映画ほしのこえ
新海誠作品を語る上で忘れていけない作品があります。
それがこのほしのこえです。ロボットモノの恋愛SF作品です。
この作品は新海誠監督作品の中で、代表作とも言えるアニメーション作品で、当時の上映は限られた場所での公開でした。
でもこの作品の凄い所は、そんな僅かでしか上映されなかった作品にも関わらずに、瞬く間に噂になり、ついにはDVD化されるまでに有名になってしまいました。
なんでそんなに話題になってしまったのか?
それは、この作品の物語が切なくて、あまりにも美しかったからです( ;∀;)
物語は、主人公の男の子:寺尾 昇(てらお のぼる)と、幼馴染のヒロイン:長峰 美加子(ながみね みかこ)の二人の日常が、急展開するところから始まります。
いつまでも続くはずだった日常が突然終わりを告げ、離れ離れになってしまう二人。いつも傍にいたはずの彼がいなくて、彼女がいない。
そんなセカイ系のお約束が、すごく美しいのです。
そして、この作品は新海誠監督が一人で作り上げた(!)名作で、監督の作品を語る上では決して割愛できない名作となっています。
幼馴染二人に、思わず感情移入してしまい、ボロボロと涙を流せるほどに、切なくて悲しいのに、ただ美しいと思える、そんな作品がこの「ほしのこえ」の魅力とも言えます。
ラストは感動ですよ~^^
最初は何気ないロボットものかと思いきや、観れば宇宙へ行くSFロボットものと、こんなので恋愛モノでいけちゃうの!?と、最初は思っていましたが、観てびっくり( ゚Д゚)!
終わってみると切ない気持ちが溢れるも、暖かい感動を感じられる名作だったと感動しました(ノД`)・゜・。
涙無くては観られない、できればこんな恋をしたかったと涙の出る新海誠監督のアニメーションに魅かれてしまう、そんな作品です。
雲のむこう、約束の場所:初の長編作品!
雲のむこう、約束の場所も、新海誠監督を語る上では離せない名作とも言えます。
眠り続ける幼馴染の沢渡 佐由理(さわたり さゆり)を助ける為に、主人公の藤沢 浩紀(ふじさわ ひろき)が、親友の白川 拓也(しらかわ たくや)と共に奮闘する姿が観どころです。
この作品では、少年が世界と幼馴染(少女)を両方救ってみせるという、誰もが思い描くような青春時代の空想(理想的な!)を映像にしてくれた名作と言えるでしょう!
こんな青春を送りたかった!あと、こんな恋もしたかった!さらに、こんな活躍もしたかった(笑)
と、そんな憧れと中二的な想いを具現化もとい映像化してくれた作品ですね^^
また、新海誠作品の持ち味もである、現実感のある光の演出なども前作よりも進化しています(*´▽`*)
恋を抱いて意味を知って、でもその想いを忘れてしまう、という新海誠監督の持っている独特の恋愛観を見事に映像化しています。恋人と観るも良し、お一人様も良し、な名作です^^
秒速5センチメートルの魅力は桜の花と冬の凍える吐息!
秒速5センチメートルは、新海誠監督作品の中で脱・SF作品とも言える映画です。
桜の花の落ちるスピードが、秒速5センチメートル。
主人公の遠野貴樹(とおの・たかき)と篠原明里(しのはら・あかり)を主人公に語られる、二人の青春の物語。
前作とは違ってSF要素の無い、もしかすると誰しも青春時代に体験するだろう恋物語を、新海誠監督の演出で終始描かれています。
この映画で感じるのは、恋の成長とその儚さ。それが終始描かれています。
すれ違ってしまう主人公とヒロインの恋が、どんな風に結末を迎えるのだろうと、目の離せない内容ですよ。
また、冬の凍る息遣いに、陽射しに光る雪の反射、春の陽射しに光る桜の花々と、今までの新海誠監督の演出の一部だった季節感が物語を深く演出し、二人の恋をイメージしています。ズバリ映像美です。とにもかくにも美しい(≧◇≦)
暖かくとも寂しく、心細くも満たされる、そんな映画作品です。
ちなみに、秒速5センチメートルはコミカライズされ漫画にもなっています。漫画版はラストが少し違っていて、私は漫画のラストの方が好きです^^
映画を観て、切なすぎる~!!と思われたら、漫画もオススメです。
星を追う子ども:新海誠監督が挑んだ冒険もの!
星を追う子どもは、新海誠監督の初の冒険活劇。
テーマになっているのは、監督が昔観た童話の感動と、ジブリ映画に近づけた冒険活劇の王道です。それらに監督の持っている少年と少女をテーマに描かれる、多感な感情を折り込み描かれている作品です。
観るまでは、新海監督の事を恋愛アニメ監督と思っていたのですが、この映画を観た時、ジブリ映画みたい!と、言いたくなるぐらいに最高の冒険活劇になっていました^^
まず、この映画は・・・森と自然の香りがするのです!
木々の匂いや小川の匂いなど、深い景色の色遣いが、そのイメージのままに物語が演出されています。
その中に、新海誠監督のテーマである少年と少女があり、また主人公を多感な感情を持つ少女にしていて、自分の想いを確かめるために直向きに動く姿が、目の離せない内容になっています。
この映画を観ると、子供の頃にふと異性に抱くだろう気持ちを、思い起こさせてしまう時があり、子供の頃に抱いた初めての恋の感覚が思い起こされてしまうかもしれません。
言の葉の庭:切なさ全開の雨!
新海誠監督が初めて「恋」を前面に出して物語を演出した「言の葉の庭」。キャラもリアルな絵となっていて、ドラマを観ているような印象のアニメです。
この作品の中でもっとも注目すべきは、雨をアニメーションで描いていることにあります。終始描かれる雨の風景。
大都会の街々を濡らし、その中を傘を差し進んでいく人々や、雨の中で動く車や、水たまりの波紋など、その細かな演出が、この作品最大の演出ともなっています。
まるで実写みたい!と思えるシーンがちょこちょこありますよ^^
またこの映画の中では、思春期を迎え、自分の将来への不安と家庭の問題を抱える少年と、仕事先でのつまづきから現実と衝突してしまい、進むべき先が見えなくなってしまった大人の女性とのふとした出会いが、物語を動かしていきます。
やや短い映画ですが、雨の演出と、物語を通してみる二人の恋が、切なくも優しく感じられる、そんな作品です。
また、少し短く物足りないな~と思われたら、小説がオススメです。こちらは映画で語られていない部分が補完されています。
最高傑作:君の名は。
「君の名は。」たぶん、この記事を読んでくださっている方はもう観られているかと思いますが、外せないのでご紹介します(笑)
ある朝、東京に住む男子高校生の立花瀧(たちばな たき)は、見知らぬ女子高生の体で目が覚めます。目覚めた部屋も知らない、家族も知りません。最初はリアルな夢かと思いつつも、どうやら現実であることを認識します。
同じく、立花瀧の体に入ってしまった、東京に憧れる女子高生の宮水三葉(みやみず みつは)も、やはり夢だと思いつつ初めての東京やカフェを楽しみますが、やがて現実であることを認識します。
2人は、心とカラダが入れ替わっているのでした。
前半は、よくある入れ替わりのお話が面白おかしく進むのですが、物語は中盤から急展開を見せます。
後半は「え?え!?どうなるのー!??」という感じです。もちろん、新海作品ならではの切なさ満開のストーリーですので、ハンカチとティッシュをお忘れなく(笑)
RADWINPSが担当するサントラも最高です^^
さいごに
新海誠のおすすめ映画でした♪
新海誠監督作品を観ると、何故か心が振るえるような気がすると、多くの人がそんな感想を述べてしまうようです。新海誠監督のアニメ作品には、他のアニメ作品より強く感じる独特の個性的な表現があります。
その表現は、「世界の息遣い」です。
新海誠監督のアニメ作品を観れば分かるように、その世界の息遣いがあるように思えます。
雲の流れや張りつめる大気に風の息吹に、水たまりを踏んだ靴の描写など、本来なら省かれてしまうようなそんな景色に、新海誠監督は力を入れているのでしょう。
そのあたりを感じながら観るのもオススメです^^
また、若い頃の思春期の中に抱く、誰かへの想い。
それを説明するのは難しく、でもどこかもどかしくも切なく、自分が抱いた想いをその人に告げる事ができずに、大抵の初恋は悲しく終わってしまいます。
新海誠監督の他のアニメ作品には、そんな失いそうな思春期の想いを映像化し、表現の中に盛り込み、物語の大きなテーマともなっています。
嗚呼、こんな素晴らしい作品を生み出してくれる天才がいてくれて、感謝です(笑)