「あんた、ミカン食べ過ぎると肌が黄色くなるよ!」
って言われた事、聞いた事、ありませんか?
あれ、本当に黄色くなりますよ~
うちの子も元は真っ白だったのに、みかんを食べすぎて黄色くなって、その後色黒の人になってしまいました(T_T)
なんてこった!ということで周囲の人に聴くものの、黄色くなる仕組みを知ってる人がいたかというと、答えは否。真実を知っている人は、結構少ないのが現実です。
そこで今回は、ミカンの事を徹底調査!
ミカンの食べ過ぎで肌が黄色く仕組みをご紹介します♪
そして、みかんは美味しくて栄養分も豊富なので、黄色くならない範囲で食べたいミカンの、栄養分もチェックしておきましょう^^
ミカンの食べ過ぎで肌が黄色くなる仕組み!
ミカンは「双子葉植物」と言われていて、その種類はなんと約900種類もあります。一般的に知られているのは、果樹ですが、香辛料に使われるものや、薬用、観賞用のものまで様々です。
良い匂いのものが多いですが、中にはとっても臭いものもあります(!)
有毒のものも存在するので、ミカンに似ていても野生のものは食べないようにしてくださいね。
答えはYES!本当に黄色くなってしまいます(^^;
やはりミカンの食べ過ぎで黄色くなったように感じた我が子は、実際に黄色くなっていたようです(^_^;
その原因となっているのが「βカロテン(ベータカロテン)」という色素。
黄色い色素なのですが、ミカンにはこれが豊富に含まれているんです。
柑橘類や人参、マンゴーやカボチャに多く含まれている色素です。これを摂取しすぎると、血液中に含まれるβカロテンが高濃度になり、手のひらや足の裏、鼻などから色素沈着を起こしはじめます。酷い場合には、全身に及ぶ事も。
しかし、黄色くなるだけで、悪影響は何もないので安心してください(^^)
βカロテンの摂りすぎでお肌が黄色くなってしまう事を「柑皮症(かんぴしょう)」と言います。
みかんの食べ過ぎによる柑皮症とは?
皮膚がミカンの皮のように黄色くなることから、柑皮症と呼ばれています。
柑皮症は、手のひら、足裏、鼻等の肌が黄色くなるだけで、特に他の問題はありません。ただ、ごく稀に、内分泌異常や新陳代謝異常によって、治療が必要になってくることもあります。
しかし、何にせよ、大本の原因となった「ミカンの食べ過ぎ」(βカロテンの摂り過ぎ)を止めれば、自然と治っていきます◎
ですから、焦って病院に行く必要はありませんよ(^^)
とはいえ、うちの子は白く戻っていない気がします(-.-;)
ミカンの栄養素と身体への働き
ミカンにはビタミンCが豊富に含まれています。1日2個程食べれば、1日のビタミンC必要量が取れてしまうという驚きの含有量!
こたつに入って、ボーっと食べていればあっという間ですよね(^_^)
更に、ビタミンCだけでなく、他の良いものも沢山含まれています♪
まずは、疲労回復に効果的なクエン酸。
ペクチンと呼ばれる、食物繊維。
血液や血管を元気にしてくれる、ヘスペリジン。
部位によって、含まれているものが変わってくるので、細かくご紹介しますね◎
ミカンの実に含まれる栄養素♪
美味しく食べている実の部分の栄養素です^^
- ビタミンC
免疫力を上げてくれる効果があります。
冬、特に注意したい風邪の予防をしてくれたり、風邪をひいてしまった場合の細胞修復のお手伝いをしてくれます。 - クエン酸
ダイエットをしている方なら聞いた事のあるはず。
疲労回復の他に、便秘の解消にも◎ - βクリプトキサンチン
ガンへの予防効果が最近わかってきたものです。
続いて、袋とスジの部分です。
みかんの袋とスジに含まれる栄養素♪
ミカンの筋には、肺を潤して、咳や痰を止める働きがあります。残さず食べた方が良さそうですね!
- ペクチン
水溶性食物繊維の一種です。
みかんの袋やスジには、ペクチンが実の4倍も多く含まれています。
また、コレステロール値を下げる効果もあるんです。 - ヘスペリジン
血圧の上昇を防いだり、毛細血管を強化する働きがあります。毛細血管って身体の中でも重要なもので、毛細血管の異常で免疫力が低下したりします。
また、脳の毛細血管が切れたら脳梗塞にもなるので、ヘスベリジン、摂取しておきたいところですよ~
この他にも、ビタミンB群・ビタミンE・カリウムなども豊富に含まれています。
ミカンは1日2~3個を目安に食べるのがベストですよ(^^)
次は、食べ方も見てみましょう。
ミカンの食べ方!生以外のオススメ
生のまま食べて美味しいミカンですが、こんな食べ方も面白く、そして美味しいので良かったらどうぞ♪
- 焼いて食べる
焼きミカンを作るグッズも販売されていますが、トースターで皮のまま2分程度焼けばOKです。甘みが増す上に、身体が暖かくなります。みかんは身体を冷やす効果があるので、温めて食べればそれを防ぐ事が出来ます。
ただ、ミカンには精油成分が含まれているため、一度黒く焼けだすとあっという間に真っ黒に!時々様子を見ながら、焼いてくださいね(^^)
- ヨーグルトに混ぜる
- 砂糖漬
薄皮までササっと向いて、タッパーに入れます。そこに砂糖を多めにかけて、しばらく冷蔵庫に放置。1日~2日置いておけば、ミカンと砂糖が馴染んで美味しくなりますよ◎
この砂糖漬けと、プレーンヨーグルトを混ぜて食べるのもオススメです。 - ジュース
ジューサーで絞って飲むだけ!最高に美味しいオレンジジュースが出来上がります。これは是非一度試していただきたいです(*^^*)ミキサーは袋やスジが残って飲みにくいので、ジューサーからミカン絞り器がオススメです♪
更にミカンは食べた後、皮を乾燥させてお風呂に入れてもいいですね(^_^)
ミカン湯は、冷え症や肩こり、腰痛等の改善になるので、最近疲れ気味の方や冬場は冷えてしょうがない!なんて人には、是非試してほしい入浴方法です。
香りも良いので、半身浴の時に使えばリラックスできますよ~♪
さいごに
ミカンの食べ過ぎで肌が黄色くなる仕組みでした!
食べ過ぎると本当に黄色くなるミカン。何事もほどほどが良いようです(^^;
ミカンを食べて、お風呂にも入れて、冬はミカンで健康づくりをしましょう!