うんざりするような夏の暑さがおさまると、
旅行にピッタリの秋がやってきますね!
街の中にいると、四季の変化に鈍くなりますが、
ちょっと足を延ばせば、日本の美しさを
再認識できる景色が広がります。
そこで、そんな美しさを堪能しないとモッタイナイ!
というわけで、今まで行ってみてここはオススメ!
といえる、秋の国内旅行のランキングを
ご紹介しますね。
1位!上高地(長野県西部)
上高地は、清流梓川にかかる河童橋で、
日本中に知られている観光地です。
冬は雪で閉ざされますが、夏は押しかける観光客で
景色どころじゃない~(≧_≦)
と、つい二の足を踏んでしまいがちなほどの、
美しい景色で人気のある場所です。
そのためオススメしたいのは、
夏休み客が引き上げたあと、秋の初めの季節です。
9月に入ると、平地はまだまだ残暑ですが、
上高地では朝晩は寒いくらいになります。
人少なになった上高地は、本来の美しさを見せてくれます。
明神池から河童橋、横尾山荘までのそぞろ歩きは、
この季節ならではですね(#^.^#)
9月下旬からは田代湿原の草紅葉が始まり、
続いてナナカマドなどの紅葉のシーズンですが、
紅葉真っ盛りは、やはり人が多くなります。
泊まるなら上高地帝国ホテルが良いですよ!
とっても素敵な、ヨーロピアンテイストの山岳ホテルです。
2位!奈良
奈良は秋が似合います。
澄み切った青い空を、ゆったりと流れる白い雲は、
同じ古都でも、京都では見られない景色です。
東大寺、春日大社から奈良公園と興福寺、
また法隆寺や長谷寺など・・・
見どころは多すぎるくらいありますが、
オススメしたいのは中秋の名月です。
興福寺のそばの猿沢の池では、
采女祭(うねめまつり)が行われます。
夕方5時くらいに、采女行列がJR奈良駅を出発し、
猿沢の池まで練り歩き、7時くらいから
猿沢の池で神事が行われます。
采女祭は、奈良時代に帝の寵愛の衰えた采女が、
身を嘆いて猿沢の池に入水自殺した事を慰める祭りです。
池には龍頭・鷁首(りゅうとう・げきしゅ)の
2隻の管絃船(かんげんせん)が浮かべられ、
奈良時代の衣装を着けた演者が、雅楽を演奏しながら巡ります。
また、采女を祀る神社は、なぜか、
正面に背を向けてたっています。
なんでも、身を投げた池を見るのがつらいと、
一晩のうちに社殿が後ろ向きになったとか。
また、桜井市の大神神社(おおみわじんじゃ)
の観月祭も良いですよ^^
午後3時からの観月野点茶会に続いて、
6時30分から行われ、三輪山の上にのぼってくる
月光を浴びながら、神楽や雅楽の奉納が行われます。
10月の体育の日の連休前後には、
奈良公園で鹿の角切りが行われます。
夏に成長した、立派な雄鹿の角を切り落とす、
江戸時代から続く行事です。
法被姿の勢子が、鹿を捕え烏帽子をつけた神官が、
のこぎりで角を切り落とすのは、なかなか勇壮な眺めです。
3位!京都
盆地の京都は、夏は油照りといわれ、
とても暑いのですが、10月になると
行楽に良い季節になります^^
全体に世界遺産が点在していますので、
行事にからめて訪れると楽しいです。
また、10月22日には時代祭りが行われます。
京都にゆかりのある、歴史上の人物に
扮した人々が約2000人、2kmに及ぶ大行列が
京都御所から平安神宮まで練り歩きます。
また、10月末には京都御所の一般公開があります。
普段は、事前申し込みが必要ですが、
春と秋の各5日間は手続きなしで無料公開されています。
昭和天皇までが即位式をあげられた
紫宸殿(ししんでん)などが見学できますよ。
また、11月中旬には紅葉が見頃を迎えます。
東山には「紅葉の永観堂」と言われる、
真紅の紅葉が美しい永観堂や、谷崎潤一郎の
お墓のある、法然院など名所が並びます。
4位!長崎
世界遺産に長崎が登録されましたね。
軍艦島が話題になっているようですが、
長崎の町も、異国情緒の漂う美しい町です。
グラバー園から見る港は、プッチーニの歌劇
「マダム・バタフライ」もかくや、と思える景色です。
また、グラバー園には不思議もたくさんあるので、
下調べしてから行くと、より楽しめますよ^^
ハート形の敷石は、是非見つけてくださいね!
10月の7日から9日までは、諏訪神社の
お祭り「長崎くんち」が行われます。
阿蘭陀万歳(おらんだまんざい)や、
龍踊(じゃおどり)などの、珍しい出し物を
見るのも楽しいですね。
また、本場の長崎ちゃんぽんも、
是非味わってくださいね(#^.^#)
5位!安芸の宮島(広島県)
広島県の宮島へは、JR宮島口からフェリーに乗ると、
10分くらいで行けます。
島全体が神域で、世界遺産にも登録されている、
美しい島です。
海に浮かんだように見える、大鳥居が有名なので
ご存知かもしれませんね。
平清盛が、ここに社殿を建てる時に、
神域に建てるのは恐れ多い、と海の中に社殿を建てたので、
満潮時には社殿全体が海水に囲まれます。
そのため、社殿と社殿の間は廻廊(かいろう)で結ばれ、
地上に降りなくても良いようになっています。
紅葉の季節がベストシーズンで、
お土産のもみじ饅頭もそれにちなんでいます。
日程を組む時は、満月か新月の大潮の時を選ぶと、
干潮時には大鳥居の根元まで歩いて行けます。
小銭がたくさん刺さっていますよ^^
6位!金沢と富山
北陸新幹線も金沢まで開通し、
とても便利になりましたね。
秋になると、日本海の魚も美味しくなるし、
富山のキトキト※の魚と、金沢の洗練された文化を
楽しむ旅行がオススメです。
まずは金沢、定番ですが兼六園と
金沢城ははずせませんね。
お城は、度々の火災で江戸時代から
残っているのは、石川門と三十間長屋だけです。
しかし復元された物もあり、加賀百万石の
豊かさはしのばれます。
兼六園は、水戸の偕楽園(かいらくえん)、
岡山の後楽園と並んで、日本三名園と言われています。
特徴のある、徽軫灯籠(ことじとうろう)は、
写真でご覧になったこともあるのではないでしょうか。
そして、ぜひのぞきたいのは近江町市場です。
北陸の海の幸、山の幸が集まっています。
珍しい加賀野菜もいろいろあって楽しいですし、
「酒の大沢」というお店では、美味しい地酒の
相談にものってくれますよ。
池波正太郎の小説に出てくる、加賀の酒の本場ですから。
私は山廃仕込みの菊姫が好きですね( ´∀`)b
帰りに富山でキトキトの魚を食べて、
買い物もして、というのがオススメです。
7位!北海道
涼しくなった北海道をドライブするのは、
気持ちが良いですね。
日程に余裕があれば、函館も小樽も知床も
行きたいところはたくさんありますが、
秋の初めなら知床、ちょっと寒くなってからなら
小樽、函館がオススメです。
知床は、世界自然遺産に選ばれているところですし、
小樽や函館には、北海道が開拓された頃の雰囲気もあります。
また、食べ物もカニやウニなど、
美味しいものがたくさんありますしねっ(≧∇≦)
おわりに
秋の国内旅行のランキングでした!
ランクはつけましたが、どこも甲乙つけがたく、
もう一度行きたい素敵なところです。
ただ、できれば10月1日からの1週間は、中国の国慶節のお休みがあり、
観光地は、中国の方が多くなりがちなので避けた方が無難です。
すいている時の方が、楽しめますしね^^