読書感想文の書き方は?高校生はこう書くと高評価!

「ミーンミンミンミンミ”ー」とセミが盛んに鳴く頃、
夏休みが始まりますね。

そんな夏休みの宿題といえば、自由研究と並んで、
定番の宿題が、読書感想文です。

定番のため、ここでしっかりとした感想文を提出できれば、
先生からも「おっ、コイツやるな!」ってなること間違いなしです(#^.^#)

ただ、作文が得意な人からすると、簡単かもしれませんが、
本を一冊読んで、しっかりとした感想を書くことは、
なかなか難しいものです。

そこで今回は、カンタンでわかりやすく、さらに高い評価を得やすい、
読書感想文の書き方をご紹介しますね!

主に、高校生に向けて書きましたが、
もちろん中学生でも小学生でも、応用はききますよ^^

読書感想文の書き方のポイント!

まず、読書感想文の書き方のポイントを、
まとめました。

読書感想文の書き方のポイント
  1. お題には有名な小説や話題の本を選ぶ
  2. 読書中にメモをする
  3. 書きたいことを箇条書きにする
  4. 箇条書きに肉付けしていく
  5. 全体を通しての感想

この手順通りに書けば、キレイにまとまった読書感想文が完成します^^

それでは、それぞれを1つずつ見ていきましょう。

1.お題には有名な小説や話題の本を選ぶ

読書感想文というのは、自分が読んだ本の感想を
誰かに伝えるものです。

言い換えれば、読んだ作品の良さを伝えて理解してもらう
ということが大事になってくるんです。

そのため、ここでいきなり、プラトンの「饗宴」とか、
難しい作品を扱ってみても、感想文を読む人には、
わかってもらいにくくなります。

しかし、すでに映画化やドラマ化された有名な作品や、
○○大賞などを受賞して、話題になっている作品ですと、
感想文を読む人も、あらかじめ作品の知識がありますから、
理解や共感をしてもらいやすいんです。

たとえば、私は学生の頃に、ダニエル・キイス作
「アルジャーノンに花束を」で感想文を書きました。

この本は、昔から読書感想文の定番で、現在でもドラマ化されたり、
なにかと話題になっている作品です。

先生だって人間ですから、自分がまったく知らない作品より、
知っている作品の感想文の方が、興味をそそられますよね。

採点もしやすくなります。

というわけで、メジャーな作品を選びましょう

続いて、読書中にするひと手間です。

2.読書中にメモをする

感想文は論文などと違い、作品からの引用を
する必要はありません。

ですが、読んでいる間に気になったところや、
おもしろいと思った箇所をメモに書いておくと、
あとでその部分を、感想文にするときに役立ちます。

また、ミステリー小説などでは、読んでいると少し不自然な箇所や、
おかしなセリフなどがあり、それが最後に意外な伏線となっていたりします。

ですので、ちょっと引っかかる部分を見つけたら、
それもあわせてメモに書いておくといいですよ。

やはり、人間ですので後から振り返ると、
忘れてしまうことが多いものです。

このひと手間が、大きな差を生みますよ(# ̄v ̄#)ニヤリ

お次は、書くことを箇条書きでまとめます。

3.書きたいことを箇条書きにする

読書する少女

さて、読書が終われば、いよいよ感想文を書き始めますが、
いきなり書き始めるのではなく、まず箇条書きにまとめましょう。

ここでたくさん出しておくことで、
書くことがないよ~(≧_≦)ということを防げます。

読書感想文の場合、それぞれ次の内容に沿って、まとめます。

  1. その本を読もうと思った理由
  2. だいたいのあらすじ
  3. おもしろかった部分、感動した部分の紹介
  4. 読み終えての率直な感想

例えば、メインとなるおもしろかった部分、
感動した部分の、箇条書きです。

メインとなるおもしろかった部分の箇条書き
  • 冒頭
    各登場人物が個性的でおもしろい、最初に発生する事件が不可解で興味を惹かれる、主人公とヒロインが出会う場面でドキドキするetc…
  • 中盤
    事件が連続的に起こってスピード感がある、登場人物の何気ないセリフや挙動が事件解決のヒントになっている、紀行文のような風景描写がすばらしい、主人公がなにかに挑戦する場面でワクワクさせられたetc…
  • 終盤
    病気のヒロインが助かって安心した、犯人役が意外だった、ハッピーエンドでよかった、etc…

こうやって箇条書きにまとめることができたら、
その箇条書きに肉付けして、感想文にしていきます。

4.箇条書きに肉付けしていく

その本を読もうと思った理由とあらすじは、全体の分量の、
それぞれ1割程度(2,000字なら200字ずつ)くらいにまとめましょう。

続いて、メイン部分の、あらかじめ箇条書きで書き出してあった部分を、
順番に感想文にしていきます(分量は6割程度)。

ただし、箇条書きをそのまま順番に書いているばかりだと、
わかりにくい文章になってしまうので、きちんと肉付けして
前後の脈絡がつながるように気をつけましょう。

いよいよ次で最後です^^

5.全体を通しての感想

読書する女性

最後の感想では、作品単体だけでなく、作者や別の作品にまで
言及してもOKです^^
(分量は2割程度)

例えば・・・

「この作家はミステリーだけでなく、
SFやファンタジーなど様々なジャンルで作品を書いているため、
他の作品も読んでみたいと思った」

「これまでこの作家の小説は、難解でとっつきづらいイメージがあったが、
実際に読んでみて、温かみのある文章に親近感を覚えた」

など、なんでもかまいません。

ポイントは、率直な感想を書くことです。

変に先生の評価を気にしたり、難しい言葉を選ぶ必要はありません。

素直な感想を伝えるのが、一番相手からの共感を得やすいですよ(#^.^#)

さいごに

読書感想文の書き方でした!

読書感想文は、自由研究のようになにかを調べたりする必要が無く、
ただ読んだ本の内容と、感想を伝えるだけですので、
シンプルにまとめることがコツです。

普段はあまり読書をしないという人でも、
これを機に読書を楽しんでみてくださいね!

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