論文の書き方!構成はどうするの?おすすめはコレ!

例えば、こんなのどうでしょう?

論文の構成を一概に定義することは困難であるが、
一般論として、下記のような章立てが望ましいとされている。

  1. 序章――主張と論理展開紹介
  2. 現況分析による問題提起
  3. 先行研究の批判的検討
  4. ・・・

また、文章構成はリード、ボディ、コンクルージョンから成り立ち、
必要に応じて文末にアペンディクスを付したり・・・

うわー!

なに言ってるか、全然わかんないんですけどーーーΣ(゚д゚lll)

って思った人、多くないですか?

私は最初、さっぱりでした(笑)

論文の書き方がわからなくて調べてるのに、
それを説明している文章が難しいなんて!って感じ(´ー`A;)

書く前から疲れてしまっては、論文どころではありませんよね。

とはいえ、論文にはきちんとした書き方や構成があるのも事実。

そこで今回は、論文の書き方や構成を、
「やわらかめ」の文章で、ご紹介していきたいと思います!

では、いってみましょう!

論文の書き方の基本は「IMRAD型」

ひらめき

論文の基本は、IMRAD型です。

やわらかめ、とか言っておいて、
何やら聞き慣れないのが出てきましたね(´ー`A;)

「IMRAD型」の論文構成なんて、なんだか難しそうです。

でもちょっと待ってください!

「IMRAD型」の論文構成というのは、実は普段
皆さんがおしゃべりの時に使っている、自然な形でもあるんですよ。

例えば日常生活で不便があって、原因を調べた後、
それを友達に話す、という例を交えて見てみましょう。

IMRAD型とは
  • Introduction:導入
    こないだ○○○で困ったことがあったんだよね・・・
  • Methods:研究方法
    それで、これこれこうで調べたらさ・・・
  • Results:研究結果
    ズバリこうだったってわけよ
  • And
  • Discussion:考察
    でもこれ、思ったんだけどさ・・・

いかがでしょう?

「IMRAD」は、上記のそれぞれの、頭文字をとったものですが、
見事に、日常会話がそのまま「IMRAD型」に一致していますよね^-^

ようするに、論文の書き方というのは、
まず、調べなければならなかった理由や背景を説明します。

次にその方法と結果、そこから導き出された結論や、
新しい考え
を述べる、というのが基本なんですね。

この基本形さえ、頭に入れてしまえば、
あとはとってもラクになりますよ(#^.^#)

その他の必要なことと引用

論文の場合は、「導入」の前にタイトルと氏名を、
それから最後に、まとめと参考文献や、脚注を入れます。

特に参考文献はしっかり記載しないと、
場合によってはパクリとみなされることもあります。

レポートへの引用!ネットからの書き方は?コチラ!

これは学生さんだけじゃなく、研究者でもやりがちなミスですが、
学術論文の場合は、参考文献のタイトルと著者名だけでなく、
出版社や年月日、引用ページまで記載しなければならないこともあるため、
論文の提出先に、確認をした方が良いと思います。

続いて、卒論の場合も見てみましょう。

卒業論文の場合は?

卒業

卒業論文であっても基本的な構成は「IMRAD型」と変わりません

しかし分量が異なります。

卒業論文は、枚数が非常に多くなるため、タイトルのあとに
「概要」を挟み、おおまかな内容説明をした方が親切でしょう。

ここがいい加減だと、読み手の興味を失わせることになってしまいがちです。

逆に、ここをしっかりと記述しているだけで、
その後に続く、研究の部分も説得力が増しますので、
面倒と思わずにしっかり書くと、良い論文になりますよ(#^.^#)

実証分析に基づく学術論文の場合は?

ひとことで論文と言っても、様々な種類があると思います。

なかでも一般的なのが、なんらかの実験や調査を行い、
それを検証する、というパターンです。

こういった論文の場合、先ほどのIMRAD型の「導入」と「研究方法」の間に、
「現状分析」と「具体的な問題点」を挟む必要があります。

実証分析に基づく学術論文の場合
  • Introduction:導入
  • 現状分析
  • 具体的な問題点
  • Methods:研究方法
  • Results:研究結果
  • And
  • Discussion:考察

というのも、こういったテーマでは、
すでになんらかの先行研究が行われている場合がほとんどです。

そのため、それに対する「批判」というのが、
論文には欠かせないからです。

研究や結果は、実際の数字データやグラフ、
画像を用意するなどして、一緒に添付しておきましょう。

たとえ画像であっても、引用したものは必ずURLや、
引用元を明記する必要があります。

文学系の論文の場合は?

これは評論に近いものですね。

ポイントとしては、評論の場合は
冒頭に結論を記す」ということが大切です。

素晴らしい評論は、「○○は△△である」と、
一文で表現することができるものを言います。

漫画は文化

そして、常に「~~だ。~~である。」の断定調を使い、
「~~といわれている。~~と推測できる。~~ではなかろうか。」
のように、うやむやな表現はしないことも大切ですよ。

また、注意点として、かなり多様な書籍から引用することになりますが、
引用する場合、引用元の文章は前後の文脈までしっかり読み、
自分の主張と内容が合致している場合のみ、引用させてもらいましょう。

たまに雑誌などで、有名人の発言をスキャンダルとして扱っていますが、
なかにはその人が話した内容のうち、都合のいい部分だけを
切り抜いて、記事にしていることがあります。

大げさな例ですが、無意識にこうならないように、
ご注意くださいね(´ー`A;)

さいごに

論文の書き方と構成についてでした!

他人に真面目な話をする時、想いをわかってもらうために、
相手がわかりやすくなるよう、一生懸命意識しますよね?

論文の書き方も、それと似ていると思うんです。

ですから、論文を書く時も、自分が伝えたいことを意識して、
それが伝わりやすいように配慮しながら書けば、
きっと、わかりやすい論文に仕上がりますよ!

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