もうすぐ敬老の日ですね!
嫁さんが、日ごろの感謝の意味も込めて、義母に
何をすれば喜んでもらえるか?頭を悩ましていました。
プレゼントも良いけれど、今までいくつかあげてきて、
そろそろネタ切れ・・・
そんな時は、手作りの心のこもった
お祝い料理はいかがでしょう?
実は、昨年は我が家もそのようにしました。
母にはなかなか好評で、母も嫁さんも皆楽しそうでした(#^.^#)
そこで今回は、敬老の日に自宅でちょっと豪勢なお料理を作り、
お母様を喜ばせてあげてはいかがでしょうか?
お料理の注意点や、おすすめのメニューなどご紹介しますね!
老人向けの料理のポイントと注意点
おもてなしする相手が、何でも美味しく食べられる、
健康な方なら良いのですが、高齢で、そうではない場合もあります。
まずは、お料理のポイントと注意点について、
先に確認しておきましょう。
- 食べやすい大きさであること
大きさには注意をしましょう。飲み込む力が弱くなっている場合に、あわてていっぺんに食べたりすると 喉に詰まることがあります。量もたくさん食べる方ではない場合、見た目も小さいほうが可愛らしいですね。 - 普段より少し柔らかくする
高齢の方向けというだけでなく、私たちとは違う状態で食べる(入れ歯など)場合もあります。煮物等も、いつもより柔らかくしましょう。 - 海苔などは大きいと喉に張り付き、窒息する事例があるので注意する
海苔は細かくしたり糸切りなどなら問題はありませんが、大きいままだと喉に張り付く可能性がありますので、あまり使わない方が無難です。 - 熱すぎず冷たすぎず、程ほどの温度にする
火傷をしないよう、また冷たすぎて頭がキーンと痛くならないよう気をつけましょう。 - 見た目も楽しめるように工夫する
簡単なお料理でも、付け合せや彩のお野菜等で飾ると一変に華やかになります。
小さいものや取りづらいものには、可愛らしいピック(プラスチックの爪楊枝)などで、演出するのもお年寄りには優しいですよ。 - 出汁をしっかり取って、薄味にする
健康のため、塩分を気にされているかもしれません。お出汁をしっかりとっておけば、薄味でも美味しく頂けます。 - 魚の骨は毛抜きで取り除く
鯛などを、おめでたいからと言って使う場合は、面倒でも毛抜きで骨を抜いておきましょう。手間に、感動間違いなし! - 好みの物を取り入れる
事前にさりげなく、どんな物が好みなのか聞けると、作る側も参考になりますし、お母様も喜ぶでしょう。 - お肉料理は、薄切りのメニューにする
ステーキ等は豪華で良いと思いますが、どんなに柔らかくても噛み切る力や飲み込む力は、私たちとは違う事を意識しておきましょう。 - 細かいもの(ゴマなど)はすり潰す
入れ歯で厄介なのが、すきまに物が挟まり、痛いという事です。和え物等に細かい物を使う場合は、すり潰してあげましょう。
高齢の方向けの、お料理の注意点でした!
敬老の日のお祝いのおもてなし料理!とっても簡単!
やはり、和食中心と言いたいところですが、
それならば、いつもの料理とあまり代わり映えしないかも。。。
そこで手軽に食べられる、和洋折衷でも良いのではないかと思います。
先のポイントと注意点をふまえて、簡単なメニューを
それぞれご紹介しますね♪
おくらとサーモンの和風マリネ
まずは前菜です^^
※材料は全て4人分です。
<材料>
- おくら:1パック
- スモークサーモン:200g
- レモンドレッシング
- 塩昆布(千切りのもの):50g
<作り方>
- おくらは柔らかめに茹でて、冷水にとって締めてから、小口切りにする
- スモークサーモンは小さめに切っておく
- ボールに①と②を入れて、塩昆布と大葉の千切りとをドレッシングで合える(盛り付ける時に、ワイングラスなどのガラス容器に入れるとお洒落度UP!)
次はメインのお魚です^^
鰆(さわら)の西京焼き
これは管理人も大好きです(笑)
<材料>
- 鰆の切り身:4尾
- 白味噌:500g
- 砂糖:50g
- 塩:ひとつまみ
- はにかみしょうが:4本
<作り方>
前の日の夜に、鰆の切り身を味噌どこに漬けておき、当日は焼くだけです。
盛り付けの時には、付け合せにはにかみしょうがを添えると高級感UP!
西京付けの味噌どこの作り方
- 白味噌500グラム・砂糖50グラム・塩ひとつまみを密封容器に入れてよく混ぜる
- 混ぜたお味噌を2等分して、半分は容器に敷き詰める
- その上にガーゼをひく
- 鰆を重ならないように、その上に並べる
- 鰆の上にガーゼをかぶせて、残りのお味噌を敷き詰める
- 蓋をして、一晩冷蔵庫で寝かせる
続いては、お吸い物です。
えびしんじょうの椀物
高齢者のお食事は、喉にすーっと通る物にするほうが、
嚥下(喉の通り)の邪魔をせず良いのかなと思います。
<材料>
- 小エビ:80g
- はんぺん:2枚
- 片栗粉:小さじ1杯
- お酒:少々
- 塩:ひとつまみ
- 木の芽:4枚
- とろみ付け用片栗粉:小さじ1杯半に同量の水
<作り方>
- 小エビを塩で洗っておく
- はんぺんと小エビ、塩一つまみとお酒少々、片栗粉小さじ1杯をフードカッターに入れて、少しエビの形が残るくらいに混ぜる
- フードカッターがない場合は、包丁の背でたたく(お魚のすり身の代わりにはんぺんを使うと、簡単でコストパフォーマンスも抜群です!)
- 出来上がったすり身を、ゴルフボールくらいの大きさにまとめる
- あらかじめ作っておいたお澄ましのお出汁の中に入れ火を通す。火の通る目安は、しんじょうが浮いてくればOK
- 火が通ったら、片栗粉で軽くとろみをつけましょう
- おわんに盛って、えびしんじょうの上に木の芽をおく
とろみを付けるのは、味や食感も良くなりますが、
喉に詰まらせない為でもあります^^
次も、美味しいですよ(#^.^#)
牛肉としょうがのサッパリ煮
<材料>
- 牛肉細切れ:400g
- しょうが:100g
- お酒:100cc
- お出汁:50cc
- しょうゆ:大さじ1
- みりん:大さじ1
- 牛脂:1かけ
<作り方>
- ボールに牛肉の細切れを入れて、しょうゆとみりんを加えて良く揉む
- フライパンに牛脂(スーパー等でただで頂けます)を入れて溶けるまで待ちます
- フライパンが温まったら、いったん火から外し、しょうがの千切りを入れて焦げないように炒めます
- 牛肉を入れて、お肉に半分くらい火が通った時点で、お酒、お出汁、を入れて火を弱にして落し蓋をし、水分がなくなるまで煮ます
お次はご飯です。
たいの手まり寿司
<材料>
- タイの切り身(薄切り):20枚
- 酢飯:2合
- 大葉:10枚
<作り方>
- ご飯を堅めに炊いたら、温かいうちに寿司酢を合わせて冷ましておきます(寿司酢は市販のものでOK!ですから、簡単ですよ)
- ラップに鯛の切り身を乗せ、その上に酢飯(ゴルフボール3分の2位)を置いて、包みます。ちょっとしっかりめに、包む感じです
- ラップを外したら、縦半分に切った大場の上に置きます
- お皿に並べますが、下にひいておいた大葉で、手まり寿司を包んで食べれるので、手が汚れませんよ
お赤飯等もご用意する場合は、もち米なので
少し注意が必要です。
そのまま盛るのではなく、小さなおにぎり状にすると、
可愛いですし、食べやすくて良いですよ(#^.^#)
最後はデザートです^^
簡単栗きんとんもどき
<材料>
- さつまいも:300g位の物
- 栗の甘露煮(ビンに入った支配のものでOK)
<作り方>
- さつまいもは皮を剥いて、鍋で柔らかくなるまで茹でます
- 茹で上がったら荒熱を取ってから、マッシャーなどですり潰します(マッシャーがなければ、すりこ木やおたまの底を代用しましょう)
- ラップをひき、すり潰したさつまいもを8等分して、置きます
- 少し広げて、真ん中に栗の甘露煮を置き、ラップで包みます
- 銘々皿などに、2個ずつ盛り付けます
緑茶も用意しましょうね!
どの料理も、様々な簡単食材を利用しつつ作っているので
用意する負担が少なく、かなり美味しいお料理です(# ̄v ̄#)
ほかにも、ちょっとつまめるカナッペ※
みたいな物もあると、華やかで良いですね。
さいごに
敬老の日のお祝い料理でした!
お料理によっては、お箸のほかにも、スプーンやフォークなどを
用意して使い分けて食べれるようにすると良いでしょう。
かといって、70歳はまだまだ若い方も多いです。
あまり年寄り扱いすると、お母様もご機嫌が悪くなってしまうかも
しれませんので、そこはバランス良く(^_^;
沢山の家族に囲まれてお食事をするだけで、
きっとお母様にとってもほかのご家族の方々にも、
楽しくて穏やかな時間を共有出来るのではないかと思います。