学生さんの一人暮らしの費用!どれぐらいかかる?

我が子が「大学進学を機に一人暮らしをしたい」と言い出したら、あなたはどうしますか?

親としてはちょっと淋しくもあり、心配なことも色々と出てくるのではないでしょうか。
それでも、子供が自立する良いきっかけになるはず。もちろん応援もしたいですよね。

さて。そこで気になるのが、一人暮らしにかかる費用ではないでしょうか。
子供が一人暮らしをするにあたって、年間で具体的にどのくらいのお金がかかるのかご存知ですか?

普段家計を預かっている人でも、なかなか想像するのは難しいものですよね。
家族で住むのと一人暮らしでは違いますし、住む場所によって家賃も全く変わってくるからです。

そこで今回は、学生さんの一人暮らしの費用をご紹介していきたいと思います!(^^)

一人暮らしにかかる初期費用は?

まず、年間の費用云々の前に、初期費用を知っておかなければいけません。

盲点になりやすいですが、ここを忘れたままにしておくと大誤算!スタートから、痛い目を見ることになります(T_T)

一人暮らしの初期費用
  • 引っ越し:~12万(距離による)
  • 家関連:20~30万(家賃5~6万と仮定)
  • 家具・家電:20~50万

少なくて50万円ほど、多めに見積もると100万円弱は必要になることがわかります。
入学金や、その他もろもろでお金がかかることを考えると、頭が痛くなってしまいますね。

そこで注意したいのが、家具・家電の揃え方です。

最初から、「あれもこれも・・・」と、理想を追いかけて揃えると、簡単に予算オーバーしてしまいます。
そこで、ヤフオクや、街のリサイクルショップを活用するといいでしょう。

多分必要だろう、と言うものは高確率で使いません。

せっかくの一人暮らしだし、家の雰囲気はこんな感じで~とか甘い事を考える人はとても多いと思いますが、それは就職してから自分の力でやってもらいましょう(笑)

一人暮らしの年間費用!全国平均

では次に、自宅・学校の寮以外で生活している学生の、一人暮らしにかかる費用の全国平均(年間)を見ていきましょう。

一人暮らしの全国平均費用(年間)
  • 家賃・光熱費:47万1300円
  • 食費:26万300円
  • 保健衛生費:4万4700円
  • 娯楽・嗜好費:14万6200円
  • その他・日常費:17万2500円
上記の費用を全て足すと、合計:109万5000円になることが分かります。

しかし、これはあくまで平均で、家を借りる場所によってずいぶんと金額が左右されます。
都心に家を借りるのと、田舎に家を借りるのでは、数万の差が出ますからね(゜o゜)

独立行政法人日本学生支援機構
参考出典:http://www.jasso.go.jp/statistics/gakusei_chosa/documents/data12_all.pdf

一人暮らしの1ヶ月にかかる費用は?

年間の費用を見ても、いまいちはっきりイメージがわかないですよね(^_^;)

そこで、上でご紹介した全国平均の年間費用を、一ヶ月の費用に計算してまとめ直してみました。

一人暮らしの全国平均費用(月)
  • 家賃・光熱費:3万9275円
  • 食費:2万1691円
  • 保健衛生費:3725円
  • 娯楽・嗜好費:1万2183円
  • その他・日常費:1万4375円
こんな感じです。一ヶ月に合計:9万1250円の費用が必要になるんですね。

では次に、東京都で生活をする場合の一ヶ月の平均費用を挙げてみましょう。

東京都で一人暮らしをする場合の平均費用(月)
  • 家賃:5万7109円
  • 食費:2万1845円
  • 光熱費:7229円
  • 服飾費:1万128円
  • 交際費:1万1626円
  • 固定電話:122円
  • その他:5444円
やはり、全国よりも東京の方が平均費用が高めですね。一ヶ月で合計:11万3503円の費用がかかることが分かります。

ITmedia
出典:http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1002/24/news036.html

実際の例をご紹介!

平均、平均といってもわからない!

そもそも、上でご紹介した数値の固定電話などは、持っている学生さんはほとんどいないですし、携帯電話代やネット代がどこに含まれてるの?という疑問も。

そこで、実際の例をあげてみることにしましょう。

私自身が、一人暮らしをしていた時にかかっていた月平均です。
場所は、愛知県名古屋市、駅から歩いて10分、家の広さは2DKで駐車場有です。

実体験!愛知県名古屋市での一人暮らし費用
  • 家賃:6万円
  • 駐車場:1万円
  • 食費(外食込):3万円
  • 光熱費:1万円
  • 通信費:1万円
  • ガソリン代:5000円
  • 交際費:2万円
  • 雑費:1万円

だいたい、毎月確実に出ていった金額は、合計:13万5000円です。

夏・冬・課題の多い月なんかは、光熱費がもっと高くて2万円ほどかかっていました。
クーラーをがっつり使いますからね・・・

雑費は、日用品から勉強道具まで結構いろいろな出費がありました。

ちなみに、これ以上金額を削れるかと言うと、結構難しいところもあると思います。
何故かと言うと、私の周りでは、私よりも低い金額で生活している人はあまりいなかったからです。

私は服などに興味がないので全く買わなかったのですが、毎月買っている人もいましたし、友達と遊びに行く頻度が高い人も沢山います。

それに加えて、病院に行ったり、教科書を買ったり等の予定外出費もよくあります。

一人暮らしをする時の金額の持ち方は?

毎月、どのくらいの仕送りがあり、どのくらいがバイト代で賄われているのかというと…仕送りが7万9835円、バイト代が3万5000円となっています。

両親からの仕送り額は、年々減っている傾向にあるようです。

また、バイト代は3万5000円というより5万円未満と言った方が正しいかもしれません。
やはり、学部によって拘束時間が違ってくるのが1番の理由です。

しかし、わたしは学生の時は扶養内ギリギリに収まるようにバイトをしていた記憶があるので、月に3万5000円はちょっと低いようにも思います。

親の負担額を決める、よくある方法は、この平均額を参考に7万円程を仕送りする方法と、何を負担するか項目で決めてしまう方法です。

毎月○○円、ではなく、家賃と光熱費、学費、定期代を親の負担にするね、みたいな感じですね。
友人がこのタイプだったのですが、光熱費の上限が設定してあったそうです。

さいごに

ここまで、大学生の一人暮らしの費用についてご紹介しましたが、いかがでしたか?

子供が「一人暮らしをしたい!」と言ってきた時、子供は何もせず、親が下調べ等をして話しあうのではなく、お互いに調べた結果を持ち寄って話し合うと落とし所が分かるのでオススメです。

私は昔、夢見がちな甘い考えで「一人暮らしをしたい!」と言ったクチなのですが、両親と色々調べ、そして母親がつけている家計簿を見せてもらって、初めて分かることがたくさんありました。

目が覚めた、とでも言うのでしょうか・・・お金はどこまでも湧いてくると思っていたんですよね、きっと。

でもその経験があったからこそ、破産することなく一人暮らしが楽しめたのだと感じています。やっぱり、自分で調べて、甘さを知るって大事だと思うんです。

一人暮らしは親離れ・子離れの良いきっかけにもなります。そうやって子供の成長過程を楽しめたら、親としても嬉しいですよね。

子供が一人暮らしを楽しんで成長できるように、色々と話し合ってみて下さいね^^

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