結婚式に着ていく、服装。
時間帯や、招待された立場によって、
着るものが変わるのは、ご存知でしょうか?
日本ではひと昔前、いつでも黒い礼服に白ネクタイが
主流でしたが、あの恰好は日本独自のスタイルです。
実は国際的なフォーマルのシーンでは、
「え、どうしたの?その恰好??」
と言われてしまうスタイル(笑)
今後はそうならないためにも、一度きちんと
知っておきたいところですよね!
とはいえ難しくはなく、一度正しいスタイルを
確認しておけば問題ありません。
そこで今回は、結婚式に出席する時の男性の服装について、
時間帯別でご紹介しますね^^
では、いってみましょう!
洋服の正装とは?
礼服には、正礼服・準礼服・略礼服の3つの種類があります。
- 正礼服
モーニングコート(朝)、燕尾服(夜) - 準礼服
タキシード(夕方~夜)・ディレクターズスーツ(午前~昼) - 略礼服
ブラックスーツ・ダークスーツ(濃いネイビーや濃いグレーなど)
3種類あるのですが、結婚式に招待された側として、
正礼服(ホワイトタイ指定)を着る機会は、ほぼありません。
ブラックスーツ、ダークスーツ※は、一番格が低い略礼装で無難な服装ですが、
国際的には、ブラックスーツはフォーマルとは認められていません。
けっこう意外ですよね(^^;
冒頭でも書きましたが、ブラックスーツは、
日本独自のものなんです。
ただ、本来の洋装からすると違うのですが、
現在の日本でブラックスーツを着て出席すると、
失礼にあたるのか?というと、答えはNOです。
失礼にはあたりません。
むしろ、年配の方には、ちゃんとした格好と
見られることが多いです(笑)
そのため、「そういうものか」とわかった上で、
ブラックスーツを着用するのはアリですね(#^.^#)
それでは、時間帯別での服装のご紹介です!
午前~昼は?ディレクターズスーツ・ダークスーツ!
まずは、午前中からお昼にかけての時間帯です。
結婚式は、挙式・披露宴を含めてだいたい3時間位はかかるので、
午後2時ころからスタートする式からは、夜の服装でも構いません。
- 〈主賓・上司として列席する場合〉
- ディレクターズスーツ・ダークスーツ
- ワイシャツ:白
- ネクタイ:シルバーグレーの無地、もしくは白と黒のストライプ、またはアスコットタイ
- ポケットチーフ:シルバーグレーの無地
- 靴下:黒
- 靴:黒の革靴(ディレクターズスーツの場合、ストレートチップもしくはプレーン・トゥ)
- その他:ディレクターズスーツの場合、白黒の縦縞、または黒のサスペンダー)
- 〈友人・同僚・後輩として列席する場合〉
- ダークスーツ
- ベスト:濃紺や濃いグレーなどのダークカラーや明るいグレー
- ワイシャツ:白、または淡い色のカラーシャツ
- ネクタイ:フォーマルタイ仕様のカラーネクタイ
- ポケットチーフ:シルバーグレーの無地か、パステルカラーの光沢のあるもの
- 靴下:黒
- 靴:黒の革靴(内羽式)
主賓として呼ばれた場合は、格を考えて、
ディレクターズスーツ又はダークスーツを着ましょう。
また、上記の主賓も、友人として参加する場合でも、
ダークスーツの場合は、グレーのベスト(ジレ)を
着ると、とても素敵です。
午前中は、ベストは明るいグレーがOKですので、
持っていたら活用しましょう^^
シャツもウィングカラーのものにすると、
フォーマル感アップで、かなり格好良いですよ(#^.^#)
次は、夕方~夜の式の場合です。
夕方~夜の結婚式では?タキシード・ダークスーツ
続いては、夕方~夜の結婚式に招待された場合です。
- 〈主賓・上司として列席する場合〉
- タキシード・ダークスーツ
- ワイシャツ:白(タキシードの場合はプリーツシャツ)
- ネクタイ:タキシードの場合は黒の蝶ネクタイ、ダークスーツの場合はシルバーグレーの無地、または蝶ネクタイ、アスコットタイ
- ポケットチーフ:シルバーグレーの無地
- 靴下:黒
- 靴:黒の革靴(タキシードの場合はエナメルのオペラパンプス、もしくはバルモラル)
- その他:タキシードの場合、カマーバンドとサスペンダーを着用する(いづれも黒)
- 〈友人・同僚・後輩として列席する場合〉
- ダークスーツ
- ベスト:濃紺や濃いグレーなどのダークカラー(午後は明るいグレーはダメ)
- ワイシャツ:白または淡い色のカラーシャツ
- ネクタイ:フォーマル仕様のカラーネクタイ、蝶ネクタイ
- ポケットチーフ:シルバーグレーの無地か、パステルカラーの光沢のあるもの
- 靴下:黒
- 靴:黒の革靴
夜の部では、準礼装はタキシードになります。
主賓・上司として列席する際の服装にタキシードを
挙げましたが、最近は友人の立場での列席で、
タキシードを目にする機会が増えてきました^^
正装ですので、友人でも着用はOKです(^v^)
ただ、新郎新婦との関係や結婚式の雰囲気、
ご親族やその他の出席者などのことを考えておきましょう。
年配の方が多めで、礼服に白ネクタイばっかり!
という披露宴だと、浮いてしまう可能性もありますので、
新郎新婦とお話しておくと、安心ですね。
また、夕方~夜の部でも、ダークスーツを着用する場合は、
ウィングカラーのシャツとベスト(ジレ)はオススメです^^
さらに、蝶ネクタイも夕方以降はOKです。
ダークスーツに蝶ネクタイをすると、
国際的にはフォーマルとみなされます(#^.^#)
そのため、無難なダークカラーのものを1つ持っていると重宝しますよ。
結婚式の男性の服装を、時間帯でご紹介しました。
一応ここで読み終えてもらってもOKですが、
続いては、より詳しくアイテム毎に見ていきたいと思います!
結婚式の男性の服装のアイテム編!
- ブラックスーツの値段の差
ブラックスーツはモノによって、黒さがまったく違います。これは比べてみると、よくわかるんです。
礼服コーナーなどで、漆黒の黒!や、黒の中の黒!
などがあり、本当に真っ黒です(笑)上質な黒の礼服を着ている人のそばで、
安物の黒を着ると、差がわかってしまうので、
そこは要注意です(^^; - ダークスーツ
濃いグレーや濃紺のシックな色合いのものが、
ダークスーツです。慶事用のスーツを持っていないよ!という方は、
新しく購入するのが望ましいですね。ただ、スーツが傷んでいないものなら、
ビジネス用のものでもOKです。管理人は、たまにある結婚式の時にスーツを新調して、
その後はビジネス用に、という買い方をしたりします(#^.^#)嫁さんの許可もおりやすいですしね(笑)
スリーピースのダークスーツとか、オススメですよ!
リクルートスーツは、オーソドックスなデザインで、
ダークカラー、という点では問題はありません。ただ、安い物が多いので、避けた方が無難です(笑)
- シャツ
フォーマルの基本は、無地の白シャツです。ただ、友人などの気心に知れた仲ですと、
最近は淡いカラーシャツもアリです。どちらにしても、ビシっと糊付けしたシャツを着ましょう^^
襟や袖等、様々なデザインのものがたくさんありますが、
きちんとプレスされていれば、ビジネスシーンで
着用しているものでも対応可能です。管理人は、ウィングカラーのシャツをオーダーで作り、
結婚式にはこのシャツを着ていきます。1つあると、便利ですよ(#^.^#)
- ベスト(ジレ)
ベストはグレー系がオススメです。午前中は明るいカラー、それ以降はダークカラーです。
スリーピースのスーツについてくる、
同じカラーのベストももちろんOKです。
(ダークカラー)黒は、結婚式にふさわしくない、とする方も
いるので避けましょう。タキシードは良いのに不思議ですね(^^;
- ネクタイ
結婚式の一番基本となる色は、一昔前までは白でした。しかし白のネクタイは、上記でも書きましたが、
世界ではフォーマルと認められていません。シルバーや、淡いパステルカラーの
フォーマル用ネクタイがおすすめです。最近は、おしゃれな雰囲気の蝶ネクタイや
アスコットタイを着けている男性もいますね(^v^)ネクタイについては、前回詳しくご紹介しました。
- 靴
昼のフォーマルな場には、ストレートチップ※で、内羽根式の革靴(黒)。※縫い目が一直線のもので、Uチップやウィングチップではないもの。
夜は、ヒモのないエナメルのオペラパンプスや、
ヒモ付きの内羽根式のオープントゥを合わせます。プレーントゥを選ぶ場合は、つま先に
デザイン穴(メダリオン)のないものにしましょう。色は、やはり黒が基本です。
- 靴下
黒い靴下を着用しましょう。柄の靴下をオシャレで取り入れたくなる方も
いると思いますが、フォーマルな式ではNGです。 - カフリンクス
正式には、昼~夕方は白蝶貝、夜は黒蝶貝もしくは黒オニキスです。
※燕尾服の場合はまた違いますただ、通常のご親戚やご友人の結婚式であれば、
そこまでしなくても大丈夫です。無難にいくなら、シルバーやあまり光沢のないものですが、
少し遊び心を出してみるのもアリですよ(#^.^#) - 配偶者と一緒に列席する場合
ポイントとしては服装の格を合わせることですね。その上で、奥様のドレスの色と、ネクタイの色や
チーフなどの小物の色をおそろいにすると、とても素敵ですよ(#^.^#)
さいごに
結婚式の男性の服装でした!
マナーを守りつつ、おしゃれを楽しんで、
いってらっしゃい!