保護された犬の里親になる方法とは?注意点まとめ!

皆さんは「保護犬」という言葉を耳にしたことはありますか?

「保護犬」とは、定義的な言い方ではありませんが、定着しつつある言葉でもあります。保健所に保護された犬や、保健所ではないNPO団体などに保護された犬のことですね。

ペットショップでワンちゃんを買うと、それなりの出費がかかるという理由や、可哀想だからという理由などから、最近、この保護犬を家で飼ってみようかな、と考えている人が増えてきています。


そこで今回は、犬を飼おうとしていて、保護犬も候補に入れて考えている方に、ぜひペットショップに行く前に読んでいただきたくて、保護犬についてわかりやすく、里親になる方法や注意点、ペットショップとの違いなどを、ご紹介したいと思います。

保護犬の里親になる方法と注意点

寂しげな犬


保護犬の里親になる方法は、大きく分けて2つあります。

保護犬の里親になる方法

  1. 保健所の譲渡会に参加する方法
  2. 民間の良心的な里親サイトを利用する

他にもいくつかありますが、後々の事を考えるとこの2つがオススメです^^

それでは、それぞれ見ていきましょう。

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保健所の譲渡会に参加する方法

保健所の譲渡会に参加する方法は、地域によって多少の違いがありますから、一般的な方法をご紹介します。

※譲渡会に行こうかな?と思ったら、まずは地域の保健所にも問い合わせをしてくださいね。


譲渡会は、保護された犬で出来るだけ異常がなく健康に近い犬を、職員が無作為に選び、事前に予約した方々にお披露目して、希望者がいた場合に、その保護犬を譲ってもらう制度です。

保護犬は子犬はとても少なく、いたとしても、何か異常があるとか、奇形があったり、移らないけれど病気を持っている犬が多いです。例えば、目が片方つぶれているとか、股間関節に異常があり、上手く歩けるかどうか判らないとか、耳が聞こえない、皮膚炎、などがあります。

いずれも新しい家族が決まれば、動物病院に行って治療したり、予防したり出来る範囲なので、そんなハンディを抱えていても人気があり、抽選になる事もあります。


また、成犬の場合はそれまでの生きてきた中で、トラウマを抱えている犬が少なくありません。そういった犬は、人間に対して不信感を持っていることがあり、すぐに懐いたり、心を開く事はあまりありません。

後述しますが、じっくりと付き合う覚悟が必要です。こういった事情を理解した上で、譲渡会の予約をしましょう。

譲渡会の当日の流れ

ヨークシャーテリア


当日は、地域にもよりますが、お祭りの縁日のような感じで、楽しく明るい雰囲気を作って、犬達がゲージに入れられて待っています。自由に見学できるので、充分にゆっくり見たい方は、早めの時間から行くほうが良いでしょう。

譲渡会 当日の流れ

  1. 犬の特徴や、既往症、年齢(推定の場合もあり)を確かめながら、「飼いたい」犬を探す。
  2. スタッフさんにゲージから出してもらって、その犬がどんな風に新しい家族と触れ合えるかとか、病気、既往症や先天的なことなどを詳しく教えてもらう。(今後の治療方針なども聞いておくといいでしょう)
  3. 色々な飼い主側の条件が合えば、申請書(地域によって呼び方は違います)に記入して、保健所側との面接を受ける。
  4. 譲渡が決まっても、当日に連れて帰ることは少ない(後日、日にちを決めて迎えに行く)

面接の内容は、おおむね次のような感じになります。

譲渡時の面接内容

  • 犬を飼える環境の住居に住んでいるかどうか?(マンションでもペット可かどうかなど)
  • 家族構成など:世話をする家族が健康であるかどうか?(高齢者の一人暮らしの場合はなかなか難しいです)
  • 収入(年金暮らしでもOKですが、餌代、ワクチン、病気になったときの費用など、何かとお金が掛るので、地域によって“年金額”を証明できる物の提示が必要な場合もあります)
  • 「命を守る」という責任を負えるかどうか?
  • 家族の中で犬を飼う事に反対している人はいないか?(保護犬のほとんどは、捨てられ、虐待され、見放された犬ばかりです。家族の中に「飼いたくないな」と思っている人がいれば、犬は敏感に感じ取り「この人に何かされる」とおびえる可能性があり、幸せな生活が出来ない場合があるためです)

こんな感じでしょうか。

面接では色々聞かれる事も多いですが、つまるところ、保護犬が今後の余生を、新しい家族とともに幸せに生きられそうか?という点が、判断されるポイントなのでしょう。そのため、スタッフさんも真剣です。


譲渡会の流れは以上になりますが、一回で相性の良い子が見つからなくても、何度か足を運ぶ内に、相性の良いワンちゃんに出会える可能性がありますので、二度三度と譲渡会に参加されるのがオススメです^^

保健所で譲渡してもらう:金額的なこと

保健所の場合はほとんどの地域で、ワクチンや狂犬病の注射等をしていますから、その金額を負担します。これも、地域によって違うのですが、ワクチンは7,000円くらい、狂犬病は4,000円くらいです。

また、マイクロチップを入れてほしい場合は、別料金が掛ります。


続いては、サイトで里親になる犬を選ぶ場合です。

民間の良心的な里親サイトを利用する

パグ


インターネットで「犬の里親」と検索すると、たくさんの団体やNPO法人等のサイトが出てきます。全国展開しているところもあり、ご自分の居住している地域で、保護されている犬達が写真つきで閲覧できるようになっています。

ここで、そのサイトの「良し悪し」を決めるポイントがあります。

それは、画像だけでなく実際にその犬と会ってみて、相性や詳しい説明を受ける事が条件になっているか?です。

これは、実際に犬に会うことで、犬の状態を確認できますし、飼い主と犬との相性も考慮することができます。また、そういったところは動物愛護団体の何らかに協賛している団体や、動物病院の先生達が集まってNPOとして運営している所が多く、譲渡後も安心です。


それと比較して、画像だけで譲渡をしているサイトもありますが、その場合はリスクもあります。

例えば病気や年齢、既往症等を隠したり偽ったりしている場合や、画像を違う犬とすりかえている場合です。そういったことがないにしても、やはり実際に会って譲り受けるのとは違うので、送られてきた犬と対面して、少なからず驚く事もありえます。

きちんと運営されているところももちろんありますが、リスクの大小としては、やはり動物愛護団体、NPO法人等の獣医さんが関わっているところからの譲渡が、安心と言えるでしょう。

里親サイトで譲渡してもらう:金額的なこと

多くの場合は、保健所と同じく、ワクチンと狂犬病の注射の費用の負担があります。他に健康診断料や、最近増えているのが、「犬の生命保険」の強制加入です。これは、ワクチンや狂犬病には使えませんが、風邪をひいたり、怪我をしたり、病気をしたりという場合、とても助かります。

動物病院は、人間のように三割負担で済む健康保険はありませんし、自由診療なので、診療費用が高い病院もあります。

そのため、保険は多くの病院で使えるので、入っておく事をおススメします。保険料は月に2~3千円くらいで、年間払いにすると、少し安くなりますよ^^

そして、費用は保険を入れて、合計25,000円くらいです。


一方、個人のサイトなどで、送る場合の運送代や連れてきてくれる場合のガソリン代、などが「無料」とは別途かかることがあり、それなりの金額を請求される事があるので、事前に確認しておきましょう。

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里親になることとペットショップで買うことの違い

それでは最後に、ペットショップとの違いを確認しておきましょう。

ペットショップとの違い

  • 高価な犬が多い(流行の犬は少々高め)
  • 子犬がほとんど
  • 血統書が付いている犬がほとんど
  • 病気や既往症等はない
  • その場で買って連れて帰れる
  • トリミング済み

こういった違いがあります。

それにペットショップなら、犬の必要な餌やゲージ、しつけグッズやおしっこシート、首輪やリードなどがその場で揃うので、便利ですね。

ただ、犬を買ったことがなければ分かりにくいことですが、ペットのゲージに○○円と書かれているのに、いざ「この子にします!」と飼う事を決めて、色々な書類に記入して、さて会計となると、犬は○○円なのにその金額より、数万円(5万円くらいのことも)上乗せされた金額を請求されます。

これは、ワクチン代、狂犬病代、マイクロチップ代、手数料などなど。ペットショップによって違いはありますが、何らかの費用がかかるところが多いです。

こういった点が、異なりますね。

さいごに

保護犬の里親になる方法でした。

さいごに、ある友人の話です。

ある犬好きの人の話

彼女は10年くらい前から、保護犬を育てています。最期まで何匹も看取ってきました。悲しくて、「もう、犬を飼うのはやめよう」と思っても、保護犬のことを理解しているので、保護犬ばかりを飼っています。

みんな、始めはオドオドして、ごはんも食べてくれなかったり、部屋の隅でじーっとして、寄り付かせないような子達ばかりだったらしいです。

でも、一緒に生活していく上で、“居るのが当たり前”という精神で、普通に特別扱いせずに、可愛がる時はべったり、じゃれあったり・・・。しかる時は「ダメ」といってたしなめたりしていくうちに、「絆」は生まれるといっています。

「この人は、捨てたり、いじめたり、叩いたりしないんだ」と言う事を、犬にイメージさせるのだそうです。犬は捨てられて野良犬になると、なかなか普通には懐いたり心を開かなくなるそうです。それを、普通の飼い犬に戻す期間は、彼女の関わった犬で一番長くかかったのは2年です。しかし、心を開いたその犬は、とっても穏やかで、やさしい犬に戻ったそうです。

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