現在仕事をしている、またはこれから仕事を始めようと思っている、小さいお子さんをお持ちのママ、子供を幼稚園と保育園、どちらに入園させるか迷っていませんか?
保育園は基本的に仕事をしている事が条件ですが、今は幼稚園でも時間外保育などが充実している園もあるので、悩む方も多いのではないでしょうか。
小学校の先生によっては、「一目で保育園出身か、幼稚園出身かわかる」と言う方もいるそうです。
そんなことを言われると、ますます迷ってしまうママもいるかもしれませんが…。
迷ってしまうのは、幼稚園と保育園の違いがよくわからない事も一因ではないでしょうか。
そこで、幼稚園と保育園どっちがいいのか、それぞれの入園資格とメリット・デメリットをまとめてみました!
入園資格!幼稚園と保育園を比較
まずは、幼稚園と保育園、それぞれの入園資格についてご紹介しますね。
幼稚園の場合(3年保育)
- 4歳になる年度である(満3~4歳で年少)
- 入園願書を提出している
- 健康(3歳児検診をスムーズにクリアしている)
幼稚園の場合、入園前に面接がある園とない園があります。
また、プレ幼稚園に通っていたり、上の子がその幼稚園に通っていると、優先で入れる園も多いです。
- 0歳~5歳
- 自治体に入園申請をしている
- 保護者の居宅外就労
- 保護者の居宅内就労(自営・内職など)
- 保護者の傷病または心身障害
- 同居親族の介護
- 災害の復旧
- 産前産後(入園期間が限られる)
- 通学(就労を目的としたものに限る)
- 求職活動中
各自治体によって基準に差が出ますが、ほとんどの場合、両親ともに働いていることが第一条件です。
通学、求職活動中の場合は、入所は出来ますが優先順位は低いです。
以上8つ挙げた中で細かくランク付けをして、更にこのランク付けに児童・保護者の状況(母子・父子家庭など)を加味した上で、入園の優先順位を各自治体が決定します。
さらに、共働き世帯が増加傾向にある今は、待機児童の数もとても多いです。
保育園の入園条件は、幼稚園に比べるととても多いことが分かりますね。
幼稚園と保育園のメリット・デメリットは?~子供編~
上記でご紹介した内容を踏まえ、ここでは幼稚園・保育園のメリットとデメリットをご紹介します。
まずは、子供にとってのメリット・デメリットを挙げてみますね。
- 幼稚園のメリット
・保育時間が短いので、親と過ごす時間も沢山取れる
・長期休暇(夏休みや冬休み)がある
・簡単な授業があり、長時間座る事に慣れているため、小学校に上がっても授業にスムーズに取り組める
・園庭が広く、遊具もあるので沢山遊べる
・泊まりがけの行事がある(お泊り保育)
・小学校に上がっても、同じ幼稚園出身者・友達が沢山いる(家から幼稚園が近い場合)
・幼稚園から大学までのエスカレーター式の学校を選ぶことも可能 - 幼稚園のデメリット
・延長保育時に、お昼寝の時間やおやつがない場合がある
・基本的に、学年ごとに分かれての活動である
・過保護な親の場合、生活上必要なことが自分でできなくなる(着替えや食事など)
・集団生活のため、風邪や病気の菌をもらってくるようになる
・共働きではない、世帯の子も通っているので、延長保育を嫌がる事もある - 保育園のメリット
・午前保育や長期休暇(夏休みや冬休み)がないため、生活リズムが崩れにくい
・様々な年齢の子と遊ぶので、成長が早い
・生活上必要なことは、一通り自分でできるようになる(着替えや食事など) - 保育園のデメリット
・保育時間が長いため、園生活に慣れるまで、寂しい思いをすることがある
・文字を教えてくれない園もあるため、小学校に入ってしばらくは努力が必要なこともある
・集団生活のため、風邪や病気の菌をもらってくるようになる
・園庭が狭く、公園に行かないと遊具がない園もある
それぞれ、メリット・デメリットが沢山あることが分かります。
子供によって性格も違うし、家庭の方針もあると思います。どちらが自分の子供に合っているのか?見極めることも大切ですね。
幼稚園と保育園のメリット・デメリットは?~保護者編~
では次に、パパやママにとってのメリット・デメリットをご紹介します。
保護者のメリット・デメリット
- 幼稚園のメリット
・親子で参加する行事が多いので、沢山思い出が残る
・文字や数字を教えてもらえる
・子供だけでなく、自分にも友達(いわゆるママ友)ができる
・園バスのある幼稚園が多い - 幼稚園のデメリット
・親が参加する平日の行事も多いため、働いている場合、職場に迷惑をかける
・微熱でも、お迎え要請の連絡が入るため、働いている場合、職場に迷惑をかける
・親が園生活の手伝いをすることもある(プール当番や役員など)
・事前申請をしないと、延長保育が利用できない場合がある
・園によっては、延長保育を実施していない
・毎日、または各曜日でお弁当(毎日、給食の園もあります)
・私学園の場合、保育料が公立に比べて割高
・働く母親への理解がないこともある(「働いたら子供がかわいそう」など)
・アレルギー対応をしてくれない所が割とある - 保育園のメリット
・0歳(2か月頃から)預けられる
・保育時間が長い(8:00~18:00など、園によって様々)
・基本的に、月曜日~土曜日が登園日
・子供が熱を出しても、微熱の範囲であれば、預かってくれる
・急な残業があっても、延長保育が可能
・毎日、給食やおやつを園が用意してくれる
・働く母親への理解があるので、非常に働きやすい
・看護師資格を持った先生が居る - 保育園のデメリット
・親子で参加する行事が少ない
・平日、子供と接する時間が少なくなる
・私服登園で、保育園でこまめに着替えもするため、洗濯量が増える
・希望の保育園に入れないこともある
・仕事を辞めた場合は、退園しなければならない
・保育料が世帯年収によって変わるので、在園期間一定ではない
・送り迎えは、家族の誰かがしなければならない
・自治体によって、待機児童数が多い(何年待っても入れる見込みのない位、待機している場合もある)
こちらも子供編と同様、メリット・デメリットは沢山ありますね~!
これだけは言えることは、幼稚園は子供の為のもの、保育園は共働き世帯の為のもの、ということでしょうか。
あとは、メリットなのかデメリットなのか判断できない部分もあります。
例えば、幼稚園だと親の親睦会(ランチ会など)があったりします。親睦会が好きなママにはいいかもしれませんが、苦手なママはちょっと苦痛に感じるかもしれませんね。
また、「保育園は幼稚園に比べると保育料が高い!」なんて意見もよく聞きます。
しかし最近は、各自治体で保育料の決め方等も異なってきていて、どちらに行かせても保育料は変わらない所もあるそうです。2人目、3人目と段々保育料が安くなることも(^^)
入園時にかかる費用(入園金や制服・道具など)も、地域や各園によって違いが出てくるようです。
保育園の料金!気になる相場はいくら?さいごに
ここまで、幼稚園と保育園はどっちがいいのか?それぞれのメリット・デメリットを挙げてきましたが、いかがでしたか?
各園によって、サービス内容は全く異なるんですね。
保育園でも文字などを教えてくれる所はありますし、幼稚園でも1日遊んでいるだけの所もあります。
そのため、入園前に、保育料・園の特色について一度調べておく事をオススメします。
念入りに調べて、子供はもちろん、パパやママも楽しい園生活を送れると良いですね♪